ブレブレ草

信念は3日で揺らぐ超飽き性の23歳女です。

認知症の祖母はこうなった③

認知症の祖母、アサちゃんと暮らし始めて5ヶ月目。

さまざま経験して、本も読んでみて、

祖母に(今)どんなことが起きているのか

どうするのが(今のところ)ベストか

を考えたので、書き出してみる。

 

財布にお金がある限り

もともとセールとか見切り品に目がない祖母。

認知症になってから、その傾向が強くなってきた。

目に入ったものはすべて買う。

暇があれば近所のスーパーまで歩き、ある時は持ちきれないほど買い込んで、

私に電話をかけてきた。「迎えにきてほしい」と。

 

買って買って買いまくって、後は知らない

私が帰郷して、まずしたのは冷蔵庫整理だった。

もう1年も前に賞味期限の切れた豆腐や、腐って原形をとどめていない野菜など。

祖母の家の、なんだか鼻につくにおいはこれだった。

冷蔵庫に入りきらないほどの買い物をしたら、買ったもののほとんどが腐っていく。

もともと計画的な買い物なんてしていないんだから。

祖母には「買い物禁止令」を出しているけれど、言い聞かせても、紙に書いても効果はなかった。

 

あれば安心。ないと不安。

私は、祖母の心情をこう理解している。

これが極端だと「ゴミ屋敷」の住人になってしまう。

 

 

いわゆる食品ロスっていうのは、きっとこういうところでも発生している。

 

解決策①:とりあえず「飲み物」で埋めてみる

猛暑の夏ということもあり、かつ腐りにくいもの、ということで、冷蔵を飲み物で埋めてみた。

視覚的にはだいぶ「詰まっている」感じがするらしく、地味に買い物に行きたがる頻度が減ったように思う。

 

解決策②:困った時の冷凍庫

 

パンや野菜を買いすぎた、ご飯を炊き過ぎたなんて時には、冷凍庫がめちゃくちゃ役立つ。

で、祖母には「困ったら冷凍庫を見ろ」と伝えています。

今や卵やお菓子も「凍らせる」のがブーム。

とりあえず冷やしておく。

そしたらまた、「凍らせたらうまいもの」が発掘されるかもしれない。