認知症の祖母はこうなった③
認知症の祖母、アサちゃんと暮らし始めて5ヶ月目。
さまざま経験して、本も読んでみて、
祖母に(今)どんなことが起きているのか
どうするのが(今のところ)ベストか
を考えたので、書き出してみる。
財布にお金がある限り
もともとセールとか見切り品に目がない祖母。
認知症になってから、その傾向が強くなってきた。
目に入ったものはすべて買う。
暇があれば近所のスーパーまで歩き、ある時は持ちきれないほど買い込んで、
私に電話をかけてきた。「迎えにきてほしい」と。
買って買って買いまくって、後は知らない
私が帰郷して、まずしたのは冷蔵庫整理だった。
もう1年も前に賞味期限の切れた豆腐や、腐って原形をとどめていない野菜など。
祖母の家の、なんだか鼻につくにおいはこれだった。
冷蔵庫に入りきらないほどの買い物をしたら、買ったもののほとんどが腐っていく。
もともと計画的な買い物なんてしていないんだから。
祖母には「買い物禁止令」を出しているけれど、言い聞かせても、紙に書いても効果はなかった。
あれば安心。ないと不安。
私は、祖母の心情をこう理解している。
これが極端だと「ゴミ屋敷」の住人になってしまう。
いわゆる食品ロスっていうのは、きっとこういうところでも発生している。
解決策①:とりあえず「飲み物」で埋めてみる
猛暑の夏ということもあり、かつ腐りにくいもの、ということで、冷蔵を飲み物で埋めてみた。
視覚的にはだいぶ「詰まっている」感じがするらしく、地味に買い物に行きたがる頻度が減ったように思う。
解決策②:困った時の冷凍庫
パンや野菜を買いすぎた、ご飯を炊き過ぎたなんて時には、冷凍庫がめちゃくちゃ役立つ。
で、祖母には「困ったら冷凍庫を見ろ」と伝えています。
今や卵やお菓子も「凍らせる」のがブーム。
とりあえず冷やしておく。
そしたらまた、「凍らせたらうまいもの」が発掘されるかもしれない。